会社設立時に考えるべきこととは

会社設立時には多くの時間や労力・資金が必要になるものです。そのため、事業形態や経営方針だけではなく、どれほどの時間や労力を投じるか、どれほどの資金を調達するか、などあらゆることを考えなければなりません。 ここでは、会社設立時に考えるべきことについてご紹介いたします。

融資について考える

会社設立をお考えの経営者にとって、金融機関の融資は大きな財源のひとつといえます。しかし、金融機関から融資を受けるためには厳正なる審査に通らなければなりません。場合によっては審査が通らず、資金調達の計画が大きく狂うことも考えられます。 そのため、審査が通らなかったときのことも想定して計画を立てる必要があります。ちなみに、融資については個人事業よりも法人(株式会社など)が有利です。これは法人が個人事業よりも社会的信用度が高いことに起因します。

補助金や助成金について考える

起業・開業した場合には、行政からの補助金や助成金が受けられる場合があります。例としては、経済産業省から企業経営を保護する目的で導入されているもののほか、都道府県や市町村で導入されているものが挙げられます。大分市で会社設立をお考えであれば、大分市の補助金・助成金制度に目を通してみてください。

時間的な計画について考える

会社設立には多くの時間を要すると先述しました。特に時間を要するのが必要書類の提出です。会社組織であれば、給与支払事務所などの開設届出書や法人設立届出書など、提出するべき書類が多々ございます。 また、それぞれの書類には提出期限が明確に設けられているので、提出期限を厳守できる時間計画を立てなければなりません。例えば、従業員を雇用し始めると「労働保険関係成立届」を労働基準監督署に提出する必要がありますが、これは労働保険関係が成立した日の翌日から起算して10日以内に提出する義務があります。

会社設立の際は、会社設立手続きに必要な書類を把握するだけではなく、書類の提出期限も把握し、時間的な計画をしっかり練るようにしてください。